同じ水晶でもこうも違うんです

creema dc224

この水晶も粒タイプの水晶なので、

通常の柱状水晶とはルックスはだいぶ違うと思います。

組成は同じでも、成長する環境が違うのだそうで、

粒タイプの水晶は通常水晶と比べ高温で成長したと言われます。

圧力がかかっていたかも。

骸晶と呼ばれる、真ん中が凹んだような成長をする構造は、

水晶の組成成分が濃い場合の起こりやすいと言われ、

粒タイプの水晶によく見られるので、

そういう点でも柱状水晶とは成長する環境が違うのでしょうね。

水晶の中に異物が混入しているものもよく見られます。

インクルージョンと呼ばれますが、

特に黒色のものが多く見受けられるのは、

高温のために炭化したのかもしれませんね。

そこは想像ですが。

minne st003

それに比べシトリンと呼ばれる黄水晶は、

同じ水晶とは思えない美しさです。

当然、綺麗にカットされているので、

いい部分の切り取りかもしれませんが、

魅力的です。

シトリンに限らず、

有色の宝石などは、

微量の金属イオンなどが含まれて発色しています。

含まれる物質によって色も違えば、

呼び名も変わってきます。

黄水晶や黒水晶はまだ同じ仲間だとわかりますが、

エメラルドとアクアマリンがベリルと呼ばれる同じ仲間だとは、

多くの人は知らないのでは。

水晶には、自然放射線で色が着いたスモーキークォーツと呼ばれる水晶もあります。

水晶は身近な物質である石英の結晶形ですので、

昔から人とのかかわりが多かったのも納得できますし、

珍重されたり逸話が残っているのも理解できますね。

これらの作品はMinneさん内の"kyotonemunoki's gallery"やcreemaさん内の"京都ねむの木"に出品中ですし、

他にもいろいろな水晶作品がありますので、

見て頂けると嬉しいです。

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