研究の現場ってやはり閉鎖的なんですね

参考記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/14b15e4a20e1f3d7b7034c2bdf4317fb845270e6

記事のタイトルが衝撃的だったので、

読んでみたのですが、

芽殖弧虫(がしょくこちゅう)というサナダムシの一種が、

体内に入ると人を死に至らしめると。

世界で確認されている死者7人のうちの5人が日本人だと。

どんなに怖い虫なのかと言うと、

詳しくは書いて無く(元記事はもっと詳しいのかな)、

この寄生虫のDNAを解明した経緯の話がメインでした。

それはそれでいいのですが、

何十年も前からこの寄生虫は研究者の間で”飼われて”いて、

日本でも飼っている方が居たのだと。

それでDNAを解明することができたとあるのですが、

”危険な”寄生虫の情報が研究者間で共有されていないというのが、

私は衝撃的でした。

今回は隠していたわけでもなく、ただ情報が共有されていなかっただけですが、

研究者間の情報共有は学会での発表以外は本当に限られているんだなと再認識しました。

罹患した人間は必ず死ぬ(5人中5人)という状況の病気なのに、

あまり危機感がないなぁと言うのが感想です。

この記事でも、

この寄生虫を調べることで、

サナダムシの駆除が出来る薬につながるかもとのこと。

この 芽殖弧虫(がしょくこちゅう) ではなく。

最後に日本ではあまり騒がれない”サナダムシ”も世界中で何億人も罹患しているからだと。

かかれば命を落とす 芽殖弧虫(がしょくこちゅう) だったら、

世界で7例しか死亡例がないのはおかしいですからね。

竜頭蛇尾の記事でしたが、

2つの点で勉強になりました。

1つ目は 芽殖弧虫(がしょくこちゅう) という怖い寄生虫がいるということ。

もう一つは研究者間のつながりは本当に薄くって、

だから病気の克服やその研究が進まないのかなと感じたことです。

一人一人の研究者は頑張っておられるのは分かるのですが、

それを繋ぐ役割をする機関が整っていないということですね。

これは国がもっと力を入れる分野だと思います。

今回のコロナ禍もそういうネットワークが充実していればもっと手を打てたのではないでしょうか。

しかし、この 芽殖弧虫(がしょくこちゅう) にり患された方、年に何人おられるんでしょうねぇ。

ほとんどいないのかな。

そこも知りたいですね。

(画像はYahoo!検索画像からお借りしました)

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