9月にラベンダーピンクの誕生石か
63年ぶりに日本での誕生月の宝石が10種類増えました。
その中でクンツァイトは私も制作している宝石で、
まだなかなか認知されていないのではと思う宝石ですので、
特にうれしいですね。
国によって誕生石が違うというのも面白いと感じました。
真珠やヒスイなど日本が産地のものなど事情があるのでしょうね。
ピンク色ではなく、
少し紫がかった色がクンツァイトの色とも言われるので、
9月という夏の賑わいから少し静かになった季節でもあるので、
落ち着きも感じられる色合いのものもあるのでよくマッチするのではないでしょうか。
結婚用のエンゲージリングの需要も増えるでしょうね。
この作品の様により色の濃いものもあるので、
同じクンツァイトでも色に幅があります。
何に付け選ばれたことはうれしい限りですが、
この石は劈開がすごく、
頑固者でもあります。
場合によっては加工中に真っ二つということも。
素直に磨かれるかと思えば、
なかなか硬さがある場合も。
これも劈開の性質のなせる業でしょうか。
この石はピンクが強いですが、
見る方向により色の濃淡が変わる性質も持っています。
出来るだけ正面にそうなるようにすべきなのですが、
なかなかそうもいかないところも難物です。
同じ石でも方向によりこのように変わります。
光の当たり方も影響するのですが、
制作者泣かせです。
発見され名前が着いてから100年ちょっとと聞いているので、
宝石としては新参者です。
パワーストーンとしては愛の石と呼ばれています。
色から付いたのでしょう。
まだまだなじみがない石でもありますが、
9月の誕生石に選ばれたことで、
認知度も上がってくるのではないでしょうか。
奇麗な石ですので、
多くの方に身に着けて頂ければと思います。
私もMinneさん内のkyotonemunoki's galleryやcreemaさん内の京都ねむの木に出品中ですので、
よかったら覗いてみてください。
上の作品たちも番号の前のサイトで販売しています。