粒タイプの水晶はユニークな形のものが多いです
ダイヤモンドクォーツとも呼ばれる水晶でもあります。
写真のようにきれいな結晶で、
水晶らしくない形をしているので、
ダイヤモンドの原石と間違えられることが多いのです。
ダイヤモンドの原石だと思って喜んだら水晶だったと。
先日も海外で話題になっていました。
アメリカのハーキマーで採れる粒タイプの水晶が奇麗なものが多かったので、
ハーキマーダイヤモンドという名前を付けて発表しました。
粒タイプの水晶は柱状水晶と比べて輝きがより高いものが多いです。
この水晶も透明度が高くとても奇麗です。
そして形がとてもユニークです。
上に伸びるという”規制”がなく、
自由奔放に成長した結果なのだと思います。
気泡やインクルージョンの入っているものが多く、
柱状水晶が出来る場所と成長環境が相当違っているのかなと思います。
この水晶は少しブラウンがかっているのですが、
スモーキークォーツと呼ばれる水晶になります。
岩石から出る放射線を浴びて着色しています。
これは粒タイプ柱状タイプにかかわらず、
アルミニウムイオンが含まれていて、
近くに放射性物質があれば着色する可能性があります。
どれぐらいの時間がかかるかは放射線の量によりますね。
粒タイプの水晶には柱状水晶に比べ骸晶構造のものが多いです。
均一に成長せず、周りから成長するために真ん中が低くなったり穴になったり。
これは成長成分が濃い場合に起こるようです。
ジャガレーの多くはこの現象でできているのでは。
この水晶はMinneさん内のkyotonemunoki's galleryに出品中です。
ほかにいろいろなタイプの粒タイプの水晶の作品をminneさんとcreemaさんに出品中です。